どういったアプリケーションがユーザーに好まれるのか、少しずつブログ記事を投稿しながら考えていきたいと思います。
今回は、App Anieを使用してランキング上位のアプリケーションについて考えていきたいと思います。
1.そもそもApp Anieとは?
アプリケーションのランキングなどを提供しているサービスです。
アプリケーション全般の調査や市場分析をする為のサービスで開発者にとって必須のツールとなっています。
下記に公式ホームページのリンクを貼りましたので、初めて知ったという方はみてみてください。
App Storeでアプリケーションをダウンロードしての利用もできます。
AppAnieの公式ホームページ
App Anieについての詳細な話は下記のリンクの記事が参考になります。
アプリ開発者なら誰もが知ってる「App Annie」の実態に迫る
今回はこのツールを利用してアプリケーションのランキングを確認してみました。
2.日本と米国のアプリケーションランキングの違い(2021/1/27現在の情報)
日本のランキング(左側の画像)と米国のランキング(右側の画像)を並べてみました。ちなみに今回の条件は以下としています。
- 無料のアプリケーション
- アプリストア: iOS
- デバイス: iPhone
- フィード: 無料
- カテゴリー: 全体
日本のランキング
米国のランキング
・日本のランキングについて考える
日本の場合、1位がディズニー ミュージックパレードで音ゲーとなっています。
2位、5位、6位、7位、8位はそれぞれZOOM、PayPay、Google、マイナポイント、Lineなど日常生活や仕事で必要となるアプリケーションです。
3位のToonMe by TOONME.COMは写真加工アプリでディズニーアニメ風の加工なども出来るアプリとなっています。
4位はロンドン迷宮譚というアプリです。アイテムを探すゲームで、キャラクターの声を担当している声優に早見沙織や宇垣美里がいたりと豪華です。
ちなみに画像にはないのですが、9位はレシピ動画、10位はトリマ(移動距離や歩数に応じてマイルが貯まる)でした。
簡単にまとめると日本でランキングに上位に来ている(2021/1/27時点では)のは以下になります。
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- ビジネスシーンや日常生活に合わせて使える実用的なアプリケーション
- ゲーム系のアプリケーション
ビジネスや日常生活で使用出来るようなアプリケーションが日本では人気になっていることが分かります。
・米国のランキングについて考える
日本と比べて米国のランキングはどうなっているのでしょうか?
1位がTickTok、4位がYoutubeといったように上位に映像を使ったエンターテイメント系のコンテンツがラインナップしています。日本では映像系のコンテンツが上位に来ていませんでした。
6位と7位、9位のInstagram、Facebook、Messanger(Facebook)は写真メインのソーシャルネットワーキングサービスです。
こういったネットを使用した人との繋がりを意識したコンテンツが人気なようです。
3位には、ビジネスツールであるZOOMが来ています。これは日本でも上位にきており、オンライン会議ではZOOMを取り入れているところが多いようです。
2位、8位、10位にはそれぞれHigh Heels!、Project Makeover、Guess Their Answerのようなゲームアプリがラインナップしています。それぞれ娯楽系のアプリケーションですがゲームとしての特徴は違いますね。
Guess Their Answerはお題が出され、多数が支持する解答を答えられたらポイントが入るゲームです。
下記の記事でどういったものか解説しています。
米国で人気のアプリケーション-Guess Their Answerとは?どんなゲーム?
High Heels!は良くあるゲームアプリで隙間時間に出来るゲームですね。簡易的に隙間時間を使ってすぐに出来るというのもランキング上位に入るゲームの特徴かと思います。
5位に入っているのは、Robinhoodというアプリケーションでファイナンス系となっています。日本では上位に入っていなかったジャンルでした。
日本より米国の方が投資に対する意識が高いことの現れですかね。この辺も今後はもう少し突っ込んで調査してみたいですね。
米国でランキング上位に入るアプリケーションまとめ
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- エンタメ、SNS系
- ビジネスツールやゲーム系
- ファイナンス系
・二つの国のランキングを比較
こうして比べてみると日本では見知らぬ他人が介入しないような、閉じたコミュニティーで使用出来るアプリケーションかつ生活が便利になるようなアプリケーションが人気なのに対して、米国ではオープンな環境で使用出来るアプリケーションが人気となっています。
これらの違いは良く言われるような、閉鎖的な日本とオープンな米国での違いがアプリケーションのランキングとして現れているように思えます。
昨今では、日本もオープンな場で活躍している個人が増えてきたと思いますが、米国と比較してみると違いが出ていますね。
また、日本の場合はライフスタイルをアプリケーションによって便利にしたいという欲求を持った人が多いのかもしれません。
それぞれの用途に応じて英語版と日本版で作成するアプリケーションを変えてみるのも良いかもしれません。
3.まとめ
日本と米国でのアプリケーションのランキングとそれらの違いについて考察してみました。
今回は全体のカテゴリーでのランキング見てみましたが、少しずつ範囲を狭めて見てみたいとも思っています。
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