【Swiftのお勉強】Swift Playgroundsとは?遊びながらプログラミングが学べるアプリケーション!

アイキャッチ_Swift_playgrounds SwiftUI

Swift Playgroundsは、遊びながらSwiftを学ぶことが出来るアプリケーションです。提供元はApple社で、使用可能デバイスはiPadと最近ではMacにも対応したようです。

Swiftとは、Apple社が開発したプログラミング言語で、アプリ開発に使われています。
ちなみにXcode上でソースコードを書きながら勉強したいという方は、Xcodeのプレイグラウンド(Playground)を使用しての勉強がオススメです。
【Swiftのお勉強】プレイグラウンドを使ってSwiftを勉強しよう!- SwiftUIアプリ開発基礎

また、オススメの勉強法についてはこちらで紹介しています。
SwiftUIでアプリ開発を始める時の勉強法。どうする?

Swift PlaygroundsはSwiftはもちろん、Swift以外の言語で使用される基礎知識を学ぶことが出来ます。

学生にも推奨されているアプリですので、このアプリを通して遊び感覚で早い段階からプログラミングの知識を付けてはどうでしょうか?

1.【Swiftのお勉強】Swift Playgroundsのインストールの仕方

1. インストール

サイトのトップ画面Swift Playgroundsの公式ホームページ

Swift Playgroundsの公式ホームページにいき、下記のどちらかをクリックしてアプリをインストールしましょう。

・ MacのためのSwift Playgroundsをダウンロード
・ iPadのためのSwift Playgroundsをダウンロード

インストールが終わりましたら、アプリを立ち上げます。

2. アプリの起動

アプリ起動後の画面を確認してみます。

playgrounds初期画面 playgrounds初期画面2

コードを学ぼうチャレンジテンプレートFrom Other Publishersなどがあり、Swiftを学びながら色々と遊べます
今回は、初学者向けの”コードを学ぼう1“を入手して遊びます。

playgrounds初期画面_コードを学ぼう

2.【Swiftのお勉強】Swift Playgroundsをプレイする – コードを学ぼう1

1. “コードを学ぼう1″の起動

コードを学ぼう1“で遊んでみましょう。
入手ボタンを押すと”マイプレイグラウンド“というところに”コードを学ぼう1“が追加されます。

コードを学ぼう1“を起動しましょう。最初にいくつかの説明があります。
詳細な説明をしてくれるので、起動後に迷子になる心配もなくスムーズに遊べます。

コードを学ぼう1_初期画面

ちなみにキャラクターの名前は、Byte(バイト)君といいます。

コードを学ぼう1_初期画面2

2. “コードを学ぼう1″のステージを開始する(ステージ1)

最初のステージからみていきましょう。
左上にステージをクリアするための説明文、左下にコードを入力する場所と使用するコード(関数)の詳細な説明文、右にステージのグラフィック画面が出てきます。

まずは、左上の説明文を読んでステージのクリア条件を確認します。
最初のステージのクリア条件は赤色の宝石をバイト君に入手させることです。
使えるコマンドは以下です。

  • moveForward(): 前に進む
  • collectGem(): 宝石を取る

これらを使用して、バイト君に宝石を取得させます。

コードを学ぼう1_動作1

実際にコードを書いてバイト君を動かしてみましょう。
三つ前に赤い宝石があるので、バイト君を前に3回進めた後に、collectGem()で宝石を取得させれば良いですね。

コードを学ぼう1_動作2

最初は簡単ですが、ステージの量がそれなりにあるため、徐々に難易度が上がり考えさせられることが増えてきます。

3. “コードを学ぼう1″のステージを開始する(ステージ2)

次のステージに進んでみましょう。
次も宝石を取得するとクリアになるようですが、使える関数が増えました。
turnLeft()“です。バイト君を左向きにする時に使用します。

ちなみに失敗しても特にペナルティとかはなく何度でもやり直せます。
下の画像は失敗例です。バイト君が壁にぶつかってしまいました笑

個人が開発しているアプリですとここで広告表示になることが多いですが、このアプリではありません。ストレスがなくて良いですね。

コードを学ぼう1_動作3

正しくは前に2つ進めた後に、左を向かせて、また前に進めて宝石取得でクリアでした。

コードを学ぼう1_動作4

4. “コードを学ぼう1″でキャクターを変更する

使用できるキャラクターは他にもいます。
バイト君を押すことでキャラクターの変更をすることが出来ます。
今回は水色のトンガリ頭のキャラクターに変えました。

コードを学ぼう1_キャラ変更

5. “コードを学ぼう1″のステージを開始する(その他のステージ)

先ほども書きましたが、このゲームは徐々に難易度が上がります。
プログラミングの勉強ができるという話通り、プログラミングに関する説明も少しずつ行われていきます。

下の画像のステージは、関数を自分で定義して、繰り返しのパターンを見つけるステージでした。関数の作り方を初歩的なところから学ぶことが出来ます。
関数の作り方のパターンは何個かあるようで、自由に作ってクリアすることが出来ます。
創造性を持ってゲームをプレイ出来るのが良いですね。

コードを学ぼう1_遊ぶ1

またまた失敗しました。
画像のようにしっかりと考えて関数を作らないと宝石を全て集められず失敗します。
どんな関数が良いでしょう?
是非、挑戦してみてください。

コードを学ぼう1_遊ぶ2

徐々に定義する関数が複雑になってきます。
このステージでは、関数の中に関数を作ってクリアを目指すといったものでした。

コードを学ぼう1_遊ぶ3

今までは用意されていた指示に従ってコードを書けばよかったのですが最後では、自分でアルゴリズムを考えてクリアしなければいけません。

ゲームをプレイしている人が自立してコードを書けるようになるのを手伝ってくれています。説明文の下の方では何度も悩み、何度も挑戦しようといってくれています。
さあ、クリア出来ますか?

コードを学ぼう1_遊ぶ5

6. “コードを学ぼう1″をプレイしてみて

ステージの一部を紹介しましたが、”コードを学ぼう1 “では関数の他に”forループ“、”if文(条件分岐)“、”論理演算子“、”whileループ“を学ぶことが出来ます。また、途中でバグがあるコードを提示され、それを直してくださいというステージもありました。実際の開発も視野に入れて学べるようなステージになっているのが素晴らしいですね。

プログラミングを学習していくうえで必須の概念を網羅的に学べるので、初めてプログラミングを学習する人の基礎学習を手助けしてくれアプリだと思います。

3.【Swiftのお勉強】Swift Playgroundsの感想

実際にSwift Playgroundsを遊んでみての感想です。

1. 良い点

Swift Playgroundsを遊んでみて良いと思った点を紹介します。

  • 楽しみながらプログラミングの知識を身に付けることが出来る
    アプリ自体が遊びながらプログラミングが学べるというキャッチフレーズで提供されていますが、実際にプレイしてみて間違いないなと思いました。
    プログラミングで必要な知識を段階を踏んで説明してくれるので、プログラミング初心者が知識を付けるのに丁度良いゲームです。
    説明文も丁寧ですし、プログラミングを初めてみたいけど、どうやって学習したら良いか分からないという方には良いゲームです。このゲームではSwiftを学べるということでしたが、forループやif文などは他のプログラミング言語でも必須となる知識なので、Swift以外を学習していくつもりの方にもオススメです。
  • コーディングに慣れることが出来る
    自分でアルゴリズムを組む必要性も出てくるので、コーディングをしたことがない人もこのゲームで少しずつコーディングに慣れることが出来ると思います。
  • 論理的な思考能力が鍛えられる
    自分が書いたコードによってキャラクターがどのように動くのかを考えなければクリア出来ません。このゲームはコード1文ごとの手順を追って考える必要があり、また失敗した場合はどうして失敗したのかを考える必要性が出てくるので論理的に物事を考える訓練に良いです。
    “自分がこうした結果こうなって、次にこうした結果こうなる。”という思考の仕方は将棋などのボードゲームに似ている気がしました。コードを書いた結果どうなるのか、手順を追って考えていくことはエンジニアには必要なスキルになるかと思います。

2. 気になる点

個人的には素晴らしいアプリだと思うので悪い点はないのですが、気になる点を簡単にあげておきます。

  • 動作が重くなる時がある
    グラフィックが綺麗で良いと思いますが、たまに動作が重くなる時があります。Macが熱くなってきたりもするので軽量化出来ると嬉しいですね。
  • キャラクターの動きが遅い
    コードを実行してからキャラクターがゴールにたどり着くまで時間がかかりすぎます。と始めたばかりの頃は思っていたのですが、解決策がありました
    上部にある実行タブで、コード実行後のキャラクターの動きの速さを決められます。
    同じように動きが遅いと思っている人もいるかと思いますので、気になる点で紹介しておきます。ショートカットキーを覚えて使うのが良さそうですね。
    実行タブ

4.【Swiftのお勉強】Swift Playgroundsをオススメするユーザー

Swift Playgroundは、初学者から上級者まで全ての層にオススメ出来るかと思います。
これからプログラミングを学ぼうと思っている初学者の方はもちろんのこと、お子さんにプログラミングを学習させたいと思っている方にもお勧めできます。このアプリを使えば自分の子どもに遊び感覚でプログラミング知識を付けさせることが出来ます。論理的思考力を養うこともできるので、子どもの学習には最適です。

また、上級者の方はこのアプリを使用して独自の課題を作ってみてはいかがでしょうか。ロボットや楽器、ドローンも動かせます。
Swift Playgroundsで操作出来るデバイスに関するリンクも貼っておきます。
Swift Playgroundsで操作出来るデバイス

5.【Swiftのお勉強】まとめ

今回はSwift Playgroundsの”コードを学ぼう1“を紹介しました。

このアプリ使用することで、以下のようなメリットがあります。

  • プログラミングの知識を付けることが出来る
  • コーディングに慣れることが出来る
  • 論理的思考力を養うことが出来る

学生から大人まで、初学者から上級者まで楽しめるアプリになっているかと思います。

今回は、”コードを学ぼう1“のみの紹介でしたが、今後は他のコースも紹介したいと思います。

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