これまで、Swiftの変数や定数の使い方について紹介してきました
今回は配列について解説します。
配列というのは複数の値をまとめて扱いたい時に使用されます。
同じようなパラメータで値のみ変えたい時などは、配列で書くと便利です。
また、実際に配列を使用する時の便利な使い方として、以下の手法を解説します。
・配列同士を組み合わせる方法
・配列の要素の結合の仕方
・配列のソートの仕方
・配列の特殊な宣言の仕方 – 配列の要素を固定値で宣言する方法
- Swiftのオススメの勉強法
SwiftUIでアプリ開発を始める時の勉強法。どうする? - プレイグラウンドの使い方
【Swiftのお勉強】プレイグラウンドを使ってSwiftを勉強しよう!- SwiftUIアプリ開発基礎 - Swiftでの変数の宣言の仕方
【Swiftのお勉強】変数の宣言と代入の仕方〜四則演算 – SwiftUIアプリ開発基礎 - Swiftでの定数の宣言の仕方
【Swiftのお勉強】Swiftでの定数の宣言(let)の仕方 – SwiftUIアプリ開発基礎
1.【Swiftのお勉強】配列の宣言の仕方
配列の定義には”[]“を使用します。
まずは、型を指定しない、配列の定義の仕方です。
次は型を指定する配列の定義の仕方です。
変数の定義に、”[]“付きで複数の値を定義してあげれば良いです。
一つ注意が必要なのは、型を指定の時にも”[]“が必要な点です。
⭕️ :[Int]
また配列の宣言だけ行い、値は後から代入したい場合は以下のように定義します。
または
変数が分からない人はこちらの記事を参考にしてください。
【Swiftのお勉強】変数(var)の宣言の仕方と変数を使った四則演算について
2.【Swiftのお勉強】配列の使用の仕方、要素の追加やソートなど
1. 配列を定義する
実際の例を出して配列の宣言の仕方について説明します。
一つ目は”型(タイプ)”を省略した宣言の例
二つ目は”型(タイプ)”を省略しない形での宣言の例です。
//配列の宣言 var array = [2,4,6,8] var array2:[Int] = [2,4,6,8]
次は配列の値を定義しないで宣言する場合の例です。
初めに値を宣言したく無い場合は、このような宣言の仕方を使用しましょう。
//配列の宣言のみで値を宣言しない var array3 = [Int]() var array4:[Int] = []
2. 配列に要素を追加する(append)
配列に要素を後から追加したい場合は”append“を使用します。
ここでは、プレイグラウンドを使って、初めに配列の値を定義せずに配列を宣言しています。
var array3 = [Int]()
右側が実行した時の結果です。
値は何も入っていない為、”[]“となっています。
次に”append”を使って”3″と”1″と追加しています。
array3.append(3) array3.append(1)
右側の結果をみると”[3]“と”[3,1]“となり、配列の末尾に値が追加されているのが分かります。
後から配列に値を追加したい場合は”append”を使いましょう。
3. 配列と配列をつなぎ合わせる
次は配列と配列をつなぎ合わせる時の例です。
配列の宣言として、”array”と”array2″を最初に定義しています。
配列同士をつなぎ合わせるには、宣言した配列同士を足し合わせれば良いのです。
array + array2
の結果を確認してみてください。
“array“と”array2“の要素がつなぎ合わされているのが分かります。
4. 配列の中身を結合する(joined)
次は、配列の要素をつなぎ合わせる例を紹介します。
配列の要素を全てつなぎ合わせたい場合は”joined“を使用してください。
これまで、配列の例は”Int”型を使用してきましたが、”String”型の使用もできます。
今回はそれぞれの要素を”String“型で”シロ“,”テック“,”ブログ“としました。
これらをつなぎ合わせたい時は、”配列名”.joined()とすれば良いです。
結果を見ると、配列の要素が結合されて”シロテックブログ“となっているのが分かります。
5. 配列のソートを行う(sorted)
次は配列をソートしたい時の例です。
配列の要素を”タ行”, “カ行”, “ア行”, “サ行”として宣言しています。
宣言した配列を昇順にsortしたい時は、”配列名”.sorted()とすれば良いです。
ソートした後の配列の実行結果を見ると
“ア行“から順に要素が並べ替えられているのが分かります。
また、要素が数字のときは”$0“と”$1“を使って昇順と降順のソートをすることが出来ます。
まず、昇順のソートを行った例を紹介します。
宣言時の”array“の要素は”5“,”3“,”8“,”1“としています。
昇順に並べ替える時は
"配列名".sorted(){$0 > $1}
とします。
実行結果を見ると
“8“,”5“,”3“,”1“というふうに昇順になっているのが分かります。
次に降順に並べ替える時の例を示します。
配列の初期宣言時の要素は先ほどと同じです。
降順に並べ替える時は、次のように”$1“を大なりにして宣言します。
"配列名".sorted(){$0 < $1}
実行した結果を見ると、”1“,”3“,”5“,”8“となっているのが分かります。
6. 配列の特殊な宣言の仕方(Array()) – 固定値で初期化する
最後に配列の特殊な宣言の仕方を紹介します。
配列の宣言時に固定値で初期化したい場合はこれから紹介する手法を使ってください。
固定値で初期化して宣言するには以下のようにします。
Array(repeating: "要素の値", count: "要素の個数")
実際の例を2パターン紹介します。
初めの”array“の宣言時には、repeatingが”1“、countが”3“となっています。
実行結果をみてみると”[1,1,1]“となっており、値が”1“で要素が”3“の配列が宣言されているのが分かります。
同じように”array2“では、repeatingが”10“、countが”10“となっているので
値が”10“で要素が”10“の配列が宣言されているのが分かります。
3.【Swiftのお勉強】まとめ
今回は配列の宣言の仕方と配列の要素の追加やソート仕方についてなど解説してきました。
開発の時にも配列を使用する場面はたくさん出てくるかと思います。
配列で使用出来る便利な関数を覚えて、今後の開発に役立てましょう。
・配列の宣言の仕方
・要素の追加の仕方
・配列同士を組み合わせる方法
・配列の要素の結合の仕方
・配列のソートの仕方
・配列の特殊な宣言の仕方 – 配列の要素を固定値で宣言する方法
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