Web3.0やメタバースが最近になって話題になっています。
Web3.0やメタバースが当たり前の世の中になった時にどういったビジネスチャンスがあるのか考えてみたので備忘録も兼ねて記載してみます。
Web3.0とは?
現在のWeb2.0の時代とはなんでしょうか?
利用者がインターネットを自由に使用することができ、情報発信者と情報受信者が双方向でコミュニケーションを取ることができるようになった時代です。
これらは、GAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)のシステムを基盤としており、個人情報は、行動履歴などのデータを独占するような時代となっています。
つまり
SNSやクラウドが技術のベースとなっている時代です。
実はWeb2.0には以下のようないくつかの問題があります。
② プライバシー侵害
③ 所有権の独占
これらは一部企業の独占によって、個人情報や個人的な嗜好などを独占されています。
また、SNSのアカウントを頑張って大きく育てコンテンツを売れるレベルまで育てたとしても所有権を持っている大企業によって凍結されたら全てを失います。
所有権は、アカウントを作成したユーザーではなく、SNSを発行している企業側にあるのです。
では、立ち返ってWeb3.0とはなんなのでしょう?
まず初めにWeb3.0の技術の基盤はブロックチェーンです。
Web3.0によって、サービスは中央集権型から分散型に変化します。
ブロックチェーン技術を使用することで特定の大企業が管理していたサービスは個人の管理物となり、先ほど話したようなアカウントの急な凍結などは起こらなくなると考えられます。
企業の所有物 → 個人の所有物となるのです
・ブロックチェーン技術を基盤としたサービス
・分散型
・サービスは個人の所有物
・やりとりの履歴などは分散管理される
メタバース
メタバースはオンラインで3次元オブジェクトを操作するための手法になります。
最近では、Faceboookがメタに社名を変更したり、Sandboxの土地が暴騰して高価になったりしています。
ブロックチェーン技術を利用するためのエンジンの役割がWeb3.0で、メタバースはWeb3.0を使用して目的を達成するためのプラットフォームというイメージです。
現在のメタバースの流行の一因となっているのがWeb3.0やNFTの技術が台頭してきたことによって、メタバース内でコンテンツの売買が可能になったことがあるのではないかと思っています。
ここからは表題のWeb3.0×メタバースの未来について考えていきます。
Web3.0×メタバースの未来
オープンメタバース
さまざまな企業がメタバースに、参入しているがどれもクローズドなメタバースとなっています。
メタバースが本当の意味での自由な経済圏を作るためにはオープンメタバースの構築が行えるようになることが必須であると考えています。
オープンメタバースでは、1つの企業にプラットフォームをコントロールされずに、複数の連携されたプラットフォームを自由に行き来できるようになります。
現在のインターネットであるサイトから他のサイトへ行き来できるように、自社が保有するオープンメタバースの空間から自由に他の企業のメタバース空間へ行くことができるようになるのです。
また、他のメタバース空間で使用しているアイテムなどを、新しいメタバース空間で使用できるようにもなります。
残念ながら現時点では、オープンメタバースを構築する技術は整っていませんが近い将来構築可能になると思っています。
企業が独自のメタバース空間を所有する
企業が自社のホームページを持って公開しているように、自社のメタバース空間を持ち一般向けに公開するようになるのではないかと思っています。
メタバース内でワープゾーンの設定
関連のある企業同士で自社のメタバース空間にワープゾーンを設定することができれば、お互いの宣伝ができます。
現在のインターネットでいう、リンク/被リンクのようなものです。
オープンメタバースで相互に自由に行き来可能になれば、人気のあるメタバース空間にワープゾーンを配置させてもらい自社のメタバース空間に人を集めることが可能となります。
もちろん、無料ではなくワープゾーン配置する代わりに現金または仮想通貨を対価として支払うのです。
メタバース空間内に広告の設置
自社のメタバース空間に人が集まるようになれば、広告を配置する価値が出てきます。
Youtubeでチャンネル登録者数がたくさんいるユーザーに広告を配置して広告配置の対価を支払っていたり、Webサイトでの広告収益のように、自社のメタバース空間に広告を配置することで宣伝料を徴収できます。
もしかしたら、広告主に対して最適な広告の配置場所を調査、提案するための代理店などもできるかもしれません。
メタバース空間内でのコンテンツの売買
メタバース空間内でNFTなどのコンテンツを直接売買することができるようになります。
例えばIT企業でしたら自社の技術的なノウハウをNFT化して、自社のメタバース空間で直接売買するなんてこともできます。
メタバース空間構築代行
メタバース空間の構築代行サービスが一般的になる気がしています。
現在のwebサイトの構築をいろんな企業が、お願いしているように自社のメタバースを構築するために専門技術を持つ人たちにメタバース空間やNFTコンテンツ売買のための技術支援を依頼するケースが増えてくるでしょう。
まとめ
Web3×メタバースについて、記事にしてみましたが考えれば考えるほどビジネスチャンスがあるように思えます。
中央集権型から分散型に移行することで、より多くの個人にいろんなチャンスが巡ってくることを期待することができるのではないのでしょうか?
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