プログラミング言語を学習する上での基礎中の基礎となる定数について説明します。
値を宣言する時には大きく分けて変数の宣言と定数の宣言があり、それぞれ使い分けると可読性の向上や開発時間の短縮に繋がるのでしっかりとマスターしましょう!
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1.【Swiftのお勉強】定数とは? – SwiftUIアプリ開発基礎
定数とは、値を格納しておく変更不可の箱というイメージです。
定数として値を宣言した場合、値の変更を行うことが出来ません。
ちなみに値の変更を行いたい時は変数を使用します。
また、定数を宣言する場合は宣言時に値を決める必要があります。
変数の場合は、変数名の宣言までしておけば、宣言時に値を決定する必要はありません。
定数を宣言しておくメリットは、間違えて値の変更をしてしまうことを防げることです。
2.【Swiftのお勉強】定数の宣言をしよう – SwiftUIアプリ開発基礎
例を出しながら定数の宣言について確認します。
Swiftでの定数の宣言には”let“を使用します。
変数の時には”var“を使用するので、”let“を使用するか”var“を使用するかで、定数の宣言か変数の宣言かを区別します。
let constant = 100
定数として宣言したい名前の前に”let”を付けて、”=”の右側に値を付けています。
let "定数として宣言したい名前" = "値"
定数の宣言はこれで完了で、値の変更は出来ません。
3.【Swiftのお勉強】定数使用の例、使いどころ – SwiftUIアプリ開発基礎
定数ってどんな時に使用するのか?について説明したいと思います。
1.同じ値を複数箇所で使用する時
あるプログラム内で、画像のwidthを300ピクセル、heightを150ピクセルに統一したい時に、定数の宣言を行った方が後の修正が楽になります。
例えば、SwiftUIで”blog_image_top”と”blog_image_logo”という画像ファイルを表示させるとします。画像のサイズの値を直接書くと以下のようになります。
Image("blog_image_top") .frame(width: 300, height: 150) Image("blog_image_logo") .frame(width: 300, height: 150)
この時、後からwidthの値を500に調整したいと考えた場合、二つ分のimageの値を書き換える必要が出てきますね。今回は例として二つしか出していませんが、これが10個くらいのimageとなる場合、修正が面倒で時間がかかります。
こういった手間省く為に、定数でwidthの値を宣言しておきます。
//定数の宣言 let image_width = 300 let image_height = 150 ... ... Image("blog_image_top") .frame(width: image_width, height: image_height) Image("blog_image_logo") .frame(width: image_width, height: image_height)
このように予め宣言した定数値で、widthとheightの値を指定すれば修正箇所はそれぞれ一つのです修正が楽になります。
2.計算式が長くなる時
30日を秒に直す例をみてみましょう。
計算式は以下のようになります。
でも、これだとパッとみた時に何をしているか分かりづらいですよね。
let second = 30 * 24 * 60 * 60
定数の宣言をすると計算式が分かりやすくなります。
//定義
let day = 30
let daytohour = 24
let hourtomin = 60
let mintosecond = 60
//計算
let second = day * daytohour * hourtomin * mintosecond
このように、予め計算の法則が決まっているものは、定数で分かりやすい名前を定義しておくと何をしているか分かりやすくなりますよね。
コーディングで重要な可読性の向上にも繋がります。
4.【Swiftのお勉強】まとめ – SwiftUIアプリ開発基礎
今回は、初学者向けに定数の簡単な使い方について説明しました。
実はもう少し難しい宣言の仕方などもあります。
それはまた別の記事でとりあげます。
・値を格納しておく箱のようなもの
・一度宣言すると値の変更が出来ない
・宣言した時に値を決める必要がある
・間違えて値の変更をしてしまうことを防ぐ定数宣言のメリット
・使いどころは、複数箇所で同じ値を宣言する時
・修正が楽になる・定数の宣言で可読性の向上につながる
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