今回は新卒エンジニアとして必要なスキルを紹介したいと思います。
新卒エンジニアのほとんどの人は実践的なITスキルを持っていません。
現場に出て即座に活躍することなども期待されていません。
では、どうしたら良いのか?どのようなスキルが求められているのか?
スキルがないからと言って、ただ漠然と仕事をするだけではもったいない。
今後成長していく為にも、上司に評価される為にも知っておいて、誰でも実践出来る必要なスキルを5つ紹介します。
1. 新卒エンジニアに必要なスキル5選!!
エンジニアとして経験を積んでいけばITスキルは勝手に身につきます。
プログラミングスキルを身に付けるまではエンジニアとしては修行期間です。
教えてくれることになる上司によっては大変な思いをすることもあると思います。
新卒エンジニアとして最低限、実践して欲しいこと5選を紹介します。
1. 日報は詳細な報告をする
エンジニアになったら日報または週報を提出するように言われるかと思います。
日報や週報は、日々の成果を上司に報告する大切な機会です。
口頭である程度の認識合わせなどをやってるからと言って、日報や週報を疎かにしてはいけません。
上司は部下の仕事の面倒を見る他に、自分自身の仕事を持っています。
口頭での報告はほとんど覚えていない位に思っておいた方が良いです。
きちんと文書として成果を報告する為に日報や週報では、詳細な報告をしましょう。
ではどう言った内容が良いのか?
まずは悪い例の一つは、”やったことリスト”のみを書いて提出することです。
このように、やったことををズラズラ並べると書いている本人は報告した感を得て満足するかもしれません。
しかし、読んでいる側からすると予定通り進んでいるのか、進んで無いのかが不透明です。
その日の予定や目標は明確にしましょう。
目標を明確にした上で、どこまで進んだのかを書くと良いです。
進んだ割合を示してあげるとエンジニアとしては喜ばれると思います。
もしも目標に対して遅延してしまった場合は
遅延が今後の予定にどのくらい影響するのか?
遅延を取り戻す為にどうする予定なのか?
をしっかり書くようにしましょう。
遅延したけどどうすべきか分からない時は、上司にすぐに相談しましょう。
あなたの遅延は、上司の遅延にも繋がり、下手をするとプロジェクトの炎上にも繋がります。
炎上を避ける為に、上司も適切なアドバイスをくれると思います。
(たまに怒るだけで、まともなアドバイスをくれない上司もいます。そう言った時は、更に上の役職の上司や周りに相談しましょう。)
2. 調査をする姿勢を見せる
新卒エンジニアとして見られることの一つに自走力があるかどうかがあります。
分からないことがあった場合、すぐに上司に相談してませんか?
何もかも上司に尋ねて、自分で調べようとしないエンジニアは将来性を感じさせません。
実際に言われたと耳にする言葉が以下です。
“私の時間を奪わないでくれ”
“少しは自分で考えてから質問してくれ”
“その質問はどこまで調べてから質問しているのか?”
何も調べずにただ質問をすると、上司の時間を不用意に奪ってしまいます。
しかし、ここで疑問が生じるかもしれません。
“何をどこまで調べたら良いのか?“です。
実は線引きが非常に難しく、上司の性格によるところが大きいのですが、私が新卒の時にやっていた事を紹介します。
・調査時間を設定する
新卒の時によく長時間の調査で、時間を無駄にしてしまっていました。
検索を行う前に調査時間を設定しましょう。
上司からの指示の内容にもよりますが、30分から60分が目安かなと思います。
そのくらいで調べても解決しない場合は、泥沼にハマることが多いです。
・検索をする
分からないことがあった場合、まずは検索サイトを使います。
エラーが出ている場合は、エラーをそのまま打ち込んだり、関連するワードを打ち込んだりして探します。
・検索した内容をメモする
エクセルでもワードでもなんでも良いので、検索ワードや内容を残しておきましょう。
検索内容をコピペして、エクセルなどのシートに貼り付けておくだけです。
また、検索していく過程で解決策に見えるけど自分では判断つかない内容を見つけたら、そのサイトのリンクと簡単な内容もメモっておきましょう。
これらは、問題が解決しなかった場合に上司へ質問しにいく時に使います。
・解決しない場合は一旦相談する
30分から60分調査をした結果、解決しなかった場合は上司に一度相談しましょう。
どのような内容で、どこに着目して調べたかを伝えるようにすると良いです。
そうすることで、あなたがどこまで理解した上で、質問に来ているのかが分かります。
“次はこうしたアプローチで検索してみて欲しい”
などのアドバイスがもらえるかと思います。
自分で調べる姿勢を見せながら、上手く上司からアドバイスを引き出せるようになりましょう。
3. 一人で長時間抱え込みすぎない
調べないと怒られるからと言って、長時間の間、行き詰まっているところを考え込みすぎるのはやめましょう。
ここでいう長時間とは、大体3時間くらいが目安かと思います。
前の章でも挙げたように30分から1時間がベストですが、どうしても十分な調査に時間がかかってしまう場合でもこのくらいの時間を目安にしましょう。
上司が忙しくて捕まらなかったり、出張に行って連絡が取れない場合はしょうがないですが、すぐに質問できる場合は、最低限の調査を行った上で上司に相談をしましょう。
4時間も5時間も一つのことで頭を悩ませていると、あっという間に1日が終わってしまいます。
もしも、1日中同じ問題で考え込んでしまい解決しなかった場合、その内容を日報に書けますか?
考え込むにしても最大3時間程度にして、前の章で話したように、どう言ったアプローチで調査を行ったのかを明確にした上で質問にいきましょう。
ちなみに補足ですが。
それでも、1日中考え込みすぎて日報を書く時間になってしまった場合は、どう言ったアプローチで調査を行ったかを細かく示しましょう。
まともな上司なら、アドバイスをくれるかと思います。
4. 積極的に意見をしよう
新人で知識が無いからと言って意見を控えたりしていませんか?
新人の内から積極的に意見を言うことは大切なことです。
会議などの場合は、幅広い層からの意見を欲しがっている場合もあります。
発言できるチャンスがある場合は、積極的に意見を行っていきましょう。
ただし、知ったかぶりや発言数を稼ぐために適当な意見を言うのはやめましょう。
逆に評価が落ちる場合もあります。
しっかりと普段から自分の頭で考える癖を付けて、いつでも発言できるように備えておくと良いです。
5. コミュニケーションを取ろう
上司や近しい年代の先輩とコミュニケーションを取るようにしましょう。
エンジニアはあまりコミュニケーション能力が高い人がおらず、挨拶すらまともに返さない上司も少なくありません。
そん中で、挨拶をしっかりこなす新人エンジニアがいれば、それだけで貴重な存在になれます。
先輩から気に入られれば、少しくらい間違った意見や下手な質問をしても快く教えてくれるでしょう。
新人のうちは、積極的なコミュニケーションを心がけて居心地の良い空間を作ることが大切です。
2. 新卒エンジニアにオススメの書籍
新卒エンジニアにオススメの書籍です。
1. 入社1年目の心得
新人からベテランまで使えると書いてあるとおり、新人としての振る舞い方から、ベテランになっても使える仕事上での話が余さず書いています。
第1章は、”働く前に知っておきたい7つのこと“について書かれており、アルバイトとインターンとの違いや仕事とはどう言った事を提供するものなのかについて書いてあります。
第2章は、”仕事を面白くするための10のツボ“についての教えが書かれており、効率よく仕事をこなす為に必要なことが書かれています。
そして、第3章では”人間関係“をテーマに書かれており、第4章では”壁にぶつかった時にどうするか?”つまり失敗時の振る舞い方について書かれています。
第5章では”社会人としての仕事に対する取り組み方“について書かれており、仕事をRPGに例えた話から始まっています。
独特の視点で仕事についての取り組み方を語っていて、引き込まれる内容となっています。
最後の6章では、”将来を見据えて考えておきたいこと“について書かれており、 本を読む重要性であったり、ブラック企業に入社した場合の転職判断であったり、幅広く将来を見据えた時にどうすべきか書かれています。
一度手にとって読んでみる事をお勧めします。
2. リーダブルコード
リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
下記の記事でも美しいプログラムの重要性について書いていますが、リーダブルコードはオススメの書籍からは外せません。
【プログラミング基礎】初学者に伝えたい美しいプログラムを書く為に意識すべきこと
新卒エンジニアとして入社する前に、最低限のコーディング知識は身につけておき、レビュー依頼をした時に、呆れられないようにしましょう。
3. 嫌われる勇気
社会人になれば、悩みの大半は人間関係では無いかと思います。
そんな人間関係の悩みをアドラー心理学の観点から説いてくれる良書です。
こちらは新卒に限らず、人間関係に悩む全ての人に一度は読んでみて欲しい書籍になっています。
新卒必読と言うより、社会人必読の書籍な気がします。
出来る社会人は最低限、この書籍は読んでるのではないでしょうか?
新しい価値観を得ることができると思いますので、まだ読んだことがない方は読んでみる事をお勧めします。
3. まとめ
今回は、新卒エンジニアに必要な心構えとオススメの書籍を紹介しました。
どちらも、社会人として必要な知識が詰まっている為、しっかりと身につけましょう。
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